ギャラリーカフェ ゆくい

読谷村にあるやちむんや染織がメインのカフェ「 ゆくい」のBlogです。

流れ着いた漁の網。
夕陽が海に還るころから焼却が始まった。

二か月のあいだ、砂浜で晒されても乾くことはなく、
なかなか火が回らない。
あっという間に陽が暮れて、風が冷たくなって、
真っ暗になる。
炎は北風に押されて赤々と浮きだっている。

砂をかけて燻す。
帰り道は完璧な暗闇。
音も消えてなにも見えない。
世界にたったひとりになった気分。

翌日、砂の囲いを見てみると、
燃えてもなお不気味だった。

海を汚さないで。





ペア。
異性・同性。
いずれにしてもペアが同じなわけではない。
それぞれにちがいがあって、
同じことを同じようにはできない。

生物・物理的にまったく異なる男女であれば、
決定的なちがいがある。

そのちがいを愛おしく感じて相手を思いやることができたら、
ひとりでは成し得ないものを生み出すことができる。

そういう形をつくってみたい。

※ちびシーサーのご購入は>


シーサーは右側に口を開けたオス、
左に口を閉じているメス。

シーサーちびペアを連れて海へ行って撮影。
PCでデータ作成。
夕暮れ時の海でも月が照らす白い砂辺はやさしい光り。


あ・・・。シーサーの左右が逆だった・・・・・
シーサーの購入は>






頭にある映像なりを絵に描けたらどんなにいいだろう。
イメージする色を作り出すことができたらどんなにステキだろう。

頭にもイメージにもない空の模様は、
絵具で塗ったような色をしている。

ふっくらとした月。
このなかにきっといのちがある。
温かくてフワフワとした光に包まれて。



月は新月と満月を迎える。いつまでも。
生物は生まれた瞬間から死に向かっている。
どう生きて死ぬか。

月齢2の月。
毎月2歳を迎える。
そのたびに、月を産んだような、
月から生まれたような、
不思議で心地よい気持ちになる。

死ぬまでのあいだ、
だからなんどでも生きることができる。

いのちのつかい方はひとそれぞれ。
月

ぼやけて消えゆく雲の線。
上と下の境界線。

線を飛び越えて行きたいのに
ゆるしてもらえない。

線の下にいるわたしの位置まで
戻ってきてくれるのを待っている。

いつも待っているだけ?
今はいましかないのに。


デジタル体温計はキライ。
ピピッと鳴って確認すると、
「??熱がない?」

自分の体温が人よりも低いということを知らなかった。
水銀体温計なら、ずっとわきの下に挟んでおけばいい。
10分待てば少しは上がる。

「自分に不足している栄養を摂る」ようになってから、
平熱が少し高くなった。
自分の体温が上がるのを感じられるようになった。
36・9℃。
以前はわたしにとって寝込むような発熱だった。
今は、体の内側が熱いと思う程度。

海まで歩ける。
海でも体温を計ってみよう。

温度計


十四の月。

9月の十五月夜から29日が経った今日。
この間、何を考えていた?
なにを感じていた?
なにを見つけた?

わたしはそれが知りたい。


見上げると、空には青と白しかなかった。
月と雲の線。

こんなふうに潔く、迷いもなく、スッキリとしたい。
月のように隠すことなく届けたい。
線のようにまっすぐつなげたい。

sora

台風の特別警報に怯えた翌日の海。
台風の波に濁りは流されたかどうか気になった。

どうだろう。
ピーク時は南東の暴風だったせいか、それほど海に変化を感じない。
来る途中の木々も、とくに揺さぶられた形跡がなかった。

畑には安心だったかもしれない。